アフリカの真珠
アフリカの真珠
~The Pearl of Africa
2012年4月、一通のメールが私たちカズンのもとに届きました。JICAの青年海外協力隊としてアフリカはウガンダで活動する大塚泰法(おおつかやすのり)さんからでした。内戦の歴史を持ち、まだまだ困難な状況が続くウガンダに派遣されて一年。中高一貫教育のセント・ムバガ中等学校でパソコンや体育の指導をする傍ら、もっといろんなカタチで子どもたちをサポートできないかと、大塚さんは日々模索していました。メールには..
・ウガンダの子どもたちは何より歌とダンスが大好きなこと
・そんな子どもたちから、ウガンダの学校だけでなく地域を活性化できる歌をつくりたいという声が上がったこと
・その歌を通して子どもたちに自信をもってもらいたいと思ったこと
そして、
・日本の子どもたちと沢山コラボレーションしているカズンに是非協力して欲しいということ..
溢れんばかりの大塚さんの熱い思いが綴られていました。私たちはその熱意に触れ、是非協力させていただきたいとお返事し、プロジェクトは一歩を踏み出したのです。
歌いたい内容、歌詞に入れたい言葉、どんな曲にしたいか、何でもいいからアイデアを送って欲しい、と課題を投げかけて2カ月。最初に送られてきたファイルには、The Pearl of Africa とタイトルが付けられていました。そしてなんと、歌詞とともに、アカペラでメロディも歌われていました。なんともいえない、アフリカの息吹に心踊りました。
私たちはこの音源をもとにして、より希望に繋がっていくように歌詞にアイデアを加え、新たにPOPで覚えやすいメロディとアレンジを加え、更に歌に寄りそうようにハーモニーを付けて送り返しました。すると、私たちのアイデアに応えようと、子どもたちと練習を重ね、更にアフリカンドラムを加えて送り返してくる大塚さん。まだ一度も会ったことのないウガンダの子どもたちと、遠く離れた日本のカズンとのセッションが幾度となく繰り返されていきました。